📝 ご依頼内容
本日は、横浜市港北区の戸建てにて玄関框の再塗装をご依頼いただきました。
玄関にある框は、なんと前のお住まいの和室の柱を大切に取り外し、
いまのご自宅に移設して再利用しているもの とのこと。
ご家族にとって思い入れのある木材を、住み替え後の玄関にそのまま使い続けている…
そんなストーリーを伺った瞬間、こちらも気持ちがぐっと入ってしまいました。
長年の使用で塗膜が劣化し、色あせや傷みが出てきたため、
今回はその大切な框を 「また永く使える状態」に整え直したいというご相談です。
思い出の木材をこれからの暮らしにもつながるよう丁寧に仕上げていきました。

こんなお悩みありませんか?
- 玄関まわりの傷みが気になってきた
- 框の色あせ・劣化で家の印象が暗く見える
- 自分で補修してもムラが出てうまくいかない
- 木部のメンテナンス方法が分からない
- 来客があるので玄関だけでも綺麗にしたい


🛠 施工内容
大切に使われてきた框ですが表面の塗膜は劣化が進んでいたため、
まずは古い塗膜をしっかり剥離するところから作業を開始しました。
ここを丁寧に行うことで再塗装後の艶や色の均一さが大きく変わります。
■ 灰汁洗い(あく抜き)

■ 灰汁洗い(あく抜き)
今回は「前の家の和室の柱」を再利用している木材ということもあり、
木本来の色味や風合いをできるだけ残すため灰汁洗いを丁寧に実施。
木目がクリアになり透明感のある状態へ整えていきました。

■ 上塗り(2回塗り・半艶仕上げ)
下地が整ったら上塗りへ。
半艶仕上げをご希望いただき落ち着いた質感が生きるよう
二度塗りで丁寧に仕上げました。
木目の美しさは残しつつ新しい生活空間に馴染むよう柔らかい光沢に整えています。

■ 仕上がり確認・完了
仕上がりを確認し、框本来の風合いがよみがえり、
玄関の印象も明るく一新されました。
思い入れのある木材をまた長く使える状態に戻せたことが、
こちらとしても嬉しい施工になりました。

👨🔧 職人コメント
今回の框は「前のお住まいの柱」という特別な背景を持つ木材でした。
そのため、できるだけ素材の表情を損なわず
自然な艶を戻すことを意識して作業を進めました。
剥離・灰汁洗い・上塗りのどれも丁寧に進める必要がありましたが、
その分仕上がりは木目が綺麗に浮き出た落ち着いた印象になり、
ご家族の思い出と現在の暮らしが自然につながるような框になったと思います。
これからも長く大切に使っていただけると嬉しいです。





